ダイエットを確実に成功させるために③
前回は、有酸素運動の効果についてお話ししました。ダイエットを確実に成功させるためには、運動は欠かせません。しかし、それよりも重要なのは、摂取量です。人それぞれ必要エネルギー量というものがあります。因子としては、基礎代謝量と活動量に依存します。
・基礎代謝とは
生命維持のための活動で消費されるエネルギーの事で、
基礎代謝量(kcal/日)=基礎代謝基準(kcal/kg 体重/日)×基準体重(kg)
で算出できます。
18-29歳の男女の場合
男性:24×63.0=1510kcal
女性:22.1×50.6=1120kcal
となります。
これに活動量が加わり、1日に必要なエネルギー量が決まります。
・活動量とは
主に仕事や普段の過ごし方、家事などの活動を指します。
そのため、仕事内容や部活、趣味(スポーツ)などに依存し、もちろんデスクワークよりも営業などの外回りしている人の方が活動量は多いです。
総エネルギー量を求めるには、基礎代謝×活動量(指数)で算出できます。
指数は、1.5-2.0で、以下にまとめます。
1.5:生活の殆どが座って過ごしている
1.75:座位での仕事だが、立位での作業・接客あるいは通勤や買い物、家事など
2.0:移動や立位での作業が多く、スポーツしている
これより、総エネルギー量を求める事が出来ます。
例えば、18-29歳女性で通勤が徒歩もしくは駅まで歩き、買い物や家事などをしている。
基礎代謝量(1120kcal)×活動量(1.75)
=総エネルギー必要量(1960kcal)
となります。
これよりも多くの量を摂取してしまうと、脂肪として蓄積されていくのです。
こんなにも摂取しないよ!と思ってる方もいるかと思いますが、意識しなければ容易にこの量を超えてしまいます。
今回はここまでで、総必要エネルギー量の求め方を知って頂ければ幸いです。
知識をつける事は、ダイエットを確実に成功させるためにも必要です。
ダイエットを確実に成功させるために②
近年、種々のダイエット方法があり、多くの事を試してるかと思います。しかし、基本となるのはカロリー制限と運動です。
シンプル尚且つ全くお金がかからず、今直ぐにでも取り組めるのが、カロリー制限と運動です。今回は、運動に焦点を当てて、お話ししていきます。
ダイエットを確実に成功させるためには、有酸素運動が効果的って事は誰しもご存知かと思います。その中でもウォーキングは最も取り組みやすい運動です。
どうやって取り組めばいいのか分からない…
ただただ歩くだけでは長続きしないし、辛いです。まずは、有酸素運動がなぜダイエットに効果的なのかを知りましょう!
有酸素運動は、その名の通り身体に酸素を取り込み体内のグリコーゲン「糖」を消費して運動します。しかし、この糖はものの数10-15分で尽きてしまいます。この糖に変わって消費されるのが「脂肪」なのです。
脂肪は非常にエネルギー効率がよいのが特徴です。がむしゃらに長い時間歩いても、体重が減らないのはこのためです。脂肪ってつくと厄介ですね…
まとめると
・運動の10-15分は糖が消費され、その後に脂肪が消費される。
・脂肪はエネルギー効率がよい
運動計画としては
・ウォーキング30分
・運動前にストレッチなどで、筋肉などの循環をよくする。
・毎日の継続
ウォーキング前にストレッチをする事で体内の循環を良くします。そうする事でより効果的に脂肪を燃焼しやすくなるからです。特に女性の場合は、循環が悪い事が多いです。
運動時間を30分に設定した理由として、毎日継続しやすい時間であることや、脂肪を燃焼させるのは10分程度で十分であること。
まだまだ書き足りないですが、今回はこの辺で。有酸素運動の効果を知識として身につけてもらえたら幸いです。ダイエットは毎日の継続が必要であり、運動には気分を高揚させる効果もあります。中々ダイエットがうまくいかず、気分も落ち込むかと思いますが、まずは、30分しっかりと歩く事から始めてみてはいかがでしょうか?
次回は、運動によるカロリー消費量と基礎代謝、それを使っての週・月単位でのダイエット計画についてお話ししたいと思います。
疑問に思った点や身体についての悩みがあればご気軽にご相談ください。
ダイエットを確実に成功させるために①
綺麗な水着や自分の身体を良く見せる為、この夏に向けてダイエットに取り組んだ方は多いかと思います。ダイエットの成功は、その場での効果だけではありません。
その体型、理想体重を維持してこその成功です。
夏も終わりに近づき、秋を迎えようとしています。食欲の秋というほど、秋は美味しい食べ物の多くが旬を迎えます。
ダイエットを成功させるため、美味しいものを「我慢」するのはいかがなものかと思います。
しかし、食べたらリバンドしてしまう…という方は、しっかりとした計画を立てていく事が大事です。
計画って何?って疑問に思う方は、リバンドしやすい傾向にあります。ただがむしゃらに食制限をし、運動をする。これではリバンドして当たり前です。
まず知っててもらいたいのは、1kg増減するのに何キロカロリーなのかという事。
1kgあたり:約9000キロカロリーです。
もう想像がついてるかと思いますが、摂取するのは簡単!しかし、消費するのは難しい…
人はエネルギーを抑えた効率的な活動をしているんです。
じゃあ、その分運動しよう!って言われてもこれだけのエネルギーを消費するのは簡単ではありません。よくダイエットに効果的で実践されてるのはウォーキングや歩行です。では、どれだけ消費できるか?というのは、次回お話しします。今回は、痩せるには9000キロカロリー必要だという事を覚えて頂き、少しでも知識を増やして、確実にダイエットを成功させるための手助けになればなと思います。
理学療法士になるためには④〜給料〜
理学療法士になるためには、専門機関で勉強し、国家試験に合格することです。
今回は理学療法士の給料について触れていきたいと思います。
理学療法士としての平均年収は400万となってます。
また、グラフを見てもらうとわかりますが年々減少傾向にあります。
・なぜ年々減少傾向にあるのか?
理学療法士にたるために、辛い実習を乗り越えて猛勉強の末、国家試験に合格したのに年収は400万安く感じるかと思います。
年収減少傾向にある理由は、理学療法士の数の多さにあります。毎年1万人もの理学療法士が増えています。
要は、理学療法士としての希少価値が下がってきてるということです。
・メリットは?
毎年1万人もの理学療法士が誕生していますが、それでも需要は多く、就職に困る事はありません。景気の影響は少なく、給料が大きく変動せず安定してます。また、余程の事がない限りクビになる事はありません。
また、男女での大きな格差はなく女性でも収入を得やすい点も良いところです。男女および年代における収入を下記のグラフで示します。
この収入をどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、安定した収入を得られるのは大きなメリットです。
就職難や景気の悪い世の中ですが安定した職業につける事は魅力に感じるかと思います。
理学療法士になるには③〜実習編〜
理学療法士になるためにはの第三弾として、実習に関して触れていきたいと思います。
実習は見学・検査測定・評価・臨床実習に分けられます。トータル20週以上病院や施設で学ぶ事になります。
・見学実習
見学実習は、その名の通り実際に理学療法士が患者様に介入している様子を見学し、働いてる雰囲気や姿勢を感じる実習です。
・検査測定実習
理学療法士は、関節がどれぐらい動くか?筋肉はどれぐらい力があるのか?など様々な検査をします。学校で健常者相手にしっかりと方法を学び、この実習で患者様相手に検査する実習となってます。オリエンテーションなどしっかりと患者様に検査方法を説明しなければなりません。
・評価実習
この実習では、主に一人の患者様を担当し、問題点の発見とそれを裏付ける評価を行い、治療プログラム立案までが目標となってます。担当する患者様としっかり信頼関係を築く必要があります。
・臨床実習
この実習は評価実習同様、一人の患者様を担当し実際に治療を行い、治療前後での効果判定や在宅支援方法立案まで行います。患者様と信頼関係を築く事は勿論、患者様に対する振る舞いや態度、接遇など社会的な事から理学療法士としての誇りを形成する場となってます。
以上のように理学療法士になるためには、4つの実習を乗り越えなければなりません。バイザーによっては膨大な課題が出され、眠らない日々が続きますが、近年は改善されてきており、学生の能力に応じて対応する事は勿論、勉強よりも患者様に対する振る舞いや接遇など社会人としての自覚形成がバイザーには求められる様になってます。
理学療法士になるには②
前回は、主に理学療法士の概要や職種についてお話ししました。
理学療法士になるには、大学や専門学校に通う必要があり、また2月にある国家試験に合格しなければなりません。
国家試験と聞くと、自分は無理だと思う方も多いと思いますが、実際の合格率は多くの国家試験の中でも非常に高いです。
殆どの年で90%近くをほこってます。
もちろん簡単ではありませんが、しっかりと勉強すれば90%の確率で合格するという事です。
理学療法士になるためには、勉強だけでなく実習も乗り越えないといけません。
正直理学療法士の世界は、体育会系の方が多く患者様に対する接遇も大変です。
人と接する事が好きで、人の為に何かしてあげたい!と思ってる方は、理学療法士に向いています。
怪我や病気で辛く、苦しんでる方に救いの手を差し伸べてはいかがでしょうか?
理学療法士になるには①
理学療法士とは聞きなれないかと思いますが、リハビリといえば多くの方に認知されています。
そもそも、リハビリってどんな仕事?どうやったらなれるの?って思ってる方や目指そうか悩んでる方も居るかと思います。
リハビリとはrehabilitationの略で、リ(再、再び)ハビリス(適した、人生)、すなわち再び適した状態へや人生を取り戻すといった意味が含まれます。
対象となる方の殆どは、怪我や病気で歩けなくなった人やもう一度自宅に帰りたい方、復帰したがその状態を維持したい。という方です。
理学療法士になるには、主に専門機関(大学や専門学校)に通い、そこで知識・技術を学びます。学校での講義だけでなく、実際に病院や施設などでの実習も必須となっています。