理学療法士になるには③〜実習編〜
理学療法士になるためにはの第三弾として、実習に関して触れていきたいと思います。
実習は見学・検査測定・評価・臨床実習に分けられます。トータル20週以上病院や施設で学ぶ事になります。
・見学実習
見学実習は、その名の通り実際に理学療法士が患者様に介入している様子を見学し、働いてる雰囲気や姿勢を感じる実習です。
・検査測定実習
理学療法士は、関節がどれぐらい動くか?筋肉はどれぐらい力があるのか?など様々な検査をします。学校で健常者相手にしっかりと方法を学び、この実習で患者様相手に検査する実習となってます。オリエンテーションなどしっかりと患者様に検査方法を説明しなければなりません。
・評価実習
この実習では、主に一人の患者様を担当し、問題点の発見とそれを裏付ける評価を行い、治療プログラム立案までが目標となってます。担当する患者様としっかり信頼関係を築く必要があります。
・臨床実習
この実習は評価実習同様、一人の患者様を担当し実際に治療を行い、治療前後での効果判定や在宅支援方法立案まで行います。患者様と信頼関係を築く事は勿論、患者様に対する振る舞いや態度、接遇など社会的な事から理学療法士としての誇りを形成する場となってます。
以上のように理学療法士になるためには、4つの実習を乗り越えなければなりません。バイザーによっては膨大な課題が出され、眠らない日々が続きますが、近年は改善されてきており、学生の能力に応じて対応する事は勿論、勉強よりも患者様に対する振る舞いや接遇など社会人としての自覚形成がバイザーには求められる様になってます。