ブラッシュアップ

病院でリハビリとして働いています。日常のことから趣味、医療や健康のことについて語っていきます

なぜ腰が痛む?

腰痛で悩んでる方へ

腰のあたりがズーンとした感じで、重苦しい痛み…少しずつその痛みが増していき、長く座ってられない、立ってられないという経験は誰しもがあり、ヨガや整体に通ってる者やその痛みに耐えてる者様々です。

特に重労働や腰に負担のかかることをした覚えがないのに、なぜ腰が痛むのか?それには必ず原因があります。外来でも腰痛が主訴とする多くの患者様が来院されます。一番重要としているのは、問診です。そこでは、生活習慣から普段の仕事、趣味、いつから痛むのか?何をしたら痛むが増すのか?など時間をかけて行います。

腰痛の原因は?

ずばりコレです!というものは殆どありません。腰痛の8割は原因不明とも言われており、実際に原因があり診断がつくのは2割程度です。じゃあ直せないの?と疑問に思う方もいるでしょうが、先程もお話ししたように、問診により原因を突き止めます。これは、リハビリの特権であり得意とする分野です。原因のないところに痛みは生じません。なので、直せるという事です。

問診はどんな感じに行われるのか?

痛みに関しての情報や生活習慣や職業、趣味などを主に聞きます。なので、専門科に相談する前にはしっかりと状態を整理しておく必要があります。

どこが痛くて、どんな痛みなのか?

まずは、どこが痛いのか?局所なのか全体的に痛むのか。出来れば指先で一番痛いところをさせると良いですが、全体的に痛むのであれば手のひらで示しても構いません。

次にどう痛むのか?ズキズキやズーンとした痛みなど言葉で言い表す事が出来れば治療がスムーズに進みます。

その後に、どうすると痛むのか?ずっと立っていると、座ってると、歩いたら、中腰や捻ると痛い、何もしてない時も痛いなど、痛む状況を整理しておくと良いでしょう。

生活習慣について

生活の殆どを座って過ごしている時間が長いのかや不摂生な食生活からベットの柔らかさや枕の高さも腰痛に関与してます。また、女性ではハイヒールをよく履く方なども腰痛に繋がります。

職業について

デスクワークなのか、ドライバーまたは運転の時間が長い、重たい物を運ぶ重労働から、よく中腰での作業や前かがみになる事が多いなど。これらは、腰痛を誘発しやすいです。

趣味について

山登りや長い距離を歩くなど、日常生活よりはるかに多い運動量を要している事や、スポーツなどです。

このように、腰痛には多くの背景因子があり、鑑別するのに時間を要する事があります。今現在、腰痛でリハビリや整体に通ってる方もいるかと思います。治療効果を実感できている人もいればそうでない人もいるでしょう。不安や不満もあるかと思いますが、セラピストを信じ治療に励んで頂ければ幸いです。

 

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